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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ジョイスパンを長くする方法⑨  エモーショナル・ヘルスに注目

エモーショナル・ヘルス Emotional Healthという言葉があります。日本語でいば感情的健全といえるでしょう。

WHOの定義によれば、これは人生の様々なチャレンジとうまく渡り合っていく能力、意味がある人間関係を築ける能力、自分の感情をコントロールできる能力、社会に貢献する能力を指します。このエモーショナル・ヘルスを保つことで、ヘルススパンもライフスパンも長くなっていく傾向があり、もちろんジョイスパンの長さにも影響してきます。

調査によると、私達は歳を取るにつれ、自分の感情のコントロールがうまくなり、ネガティブな感情をうまく受け流して、ポジティブな感情の方を優先する能力が増えてくるそうです。
物事の前向きな面を捉えるようになったり、幸福感に満ちた思い出をたくさん持つようになるなど、歳を取ると共に、感情のポジティブシフトが起こるようになります。

歳を取るにつれ、自分に残された時間が限られてくる、以前よりも短くなっていることを認識することで、自分の人生にとって意味がある活動や人間関係に時間やエネルギーをかけるようになることが、その理由の一つとされています。
そして、このポジティブシフトは、エモーショナル・ヘルスを高めることになります。

こうしてみると、エモーショナル・ヘルスの面からいえば、歳を取ることはそう悪いことではありませんね。

一方で、歳を取ることは、大きなライフイベントに遭遇することを意味します。配偶者を失う、定年退職する、慢性的な病気を患う、住居の移動などです。これらの変化は、社会的孤立や不安増大、うつ病に陥るリスクを高めることに繋がりかねません。
後半の人生で起こる大きな変化によって、エモーショナル・ヘルスが棄損しないようにしましょう。
そのために取れる行動が幾つかあります。

  • ストレスを管理する:マインドフル瞑想、深呼吸、自然の中を歩く。
  • ポジティブな気持ちになれる活動を行う:感謝することを書き出す(ジャーナリング)、人に親切に接する、誰かの助けになることをする。
  • 家族や友人とコンタクトを取る:趣味の仲間でもよいのですが、とにかく人と接点を持つようにします。
  • 自分が夢中になれる活動を見つける:自分の時間とエネルギーを注ぎたくなる、夢中になれる対象を見つけましょう。趣味でも仕事でもボランティアでも絵を描くことでも構いません。推し活もいいですね。自分が生きがいを感じられる活動を見つけましょう。
  • 時には人の助けを得る:自分だけではなかなか行動に出れない、不安感が拭えないという時には、セラピストなど専門家に頼るのも一つの方法です。あるいはそこまでいかなくても、信頼できる家族や友人に自分の悩みを話して聞いてもらえば、心が楽になりますし、助言も得られるかもしれません。

自分の感情というものに、まっすぐ向き合ってみましょう。
エモーショナル・ヘルスを保つことは、あなた自身にとって大切ですが、あなたの周囲の人達のエモーショナル・ヘルスを棄損させないという意味でも重要なのです。

※Kerry Burnight著『Joyspan: A Short Guide to Enjoying your Long Life』を参考にしています。

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