毎日の暮らしがマンネリ化。
同じところに停滞。
どうせ自分は〇〇できないと思い込んでいる。(どうせデジタルは使いこなせない、どうせ運動はできないなど)
自分で自分を諦める、セルフ・サボタージュの状態。あるいはスタグネーション状態。スタグネーションは経済が成長せず変化もせず、停滞する状態ですが、私達にもスタグネーションは起こります。特に歳を取っていく過程で、人生の後半に起こりやすくなります。
歳を取っていっても、自分が成長している、成長できると実感できるか。これがジョイスパンを延ばすためには鍵になります。
ではどうしたら「自分が成長している」と実感できるのでしょうか。スタグネーション状態に陥らずに済むのでしょうか。
Burnight博士は、それには、
- 自己受容
- 感謝の練習
- ベスト・ポッシブル・セルフを描く
の3つが重要だと提言しています。
自己受容(Self-acceptance)
自分の長所だけでなく、短所、弱さも自分の一部として認めること。自己批判することなく、です。自分の現在のありのままの姿を直視し、認識することで、逆に、変わる必要性や、変わりたいという気持ちが沸いてきます。
特に会社の退職後や子供が巣立った後、自分の存在を「A会社の〇〇部長」や「〇〇のお母さん、お父さん」として認識していたことから離れて、自分の存在意義や自分の価値を新たに認識する必要があります。
誰にでも長所と短所があります。強い所と弱い所があります。それが自然です。
誰もが人生において少なくても一度や二度は(あるいはもっと)間違いをおかします。
誰もが人生に一つや二つの問題は抱えています。
それが人間であり、短所や問題があってもそれで人生が終わりというわけではまったくないことを認識しましょう。
一方で、自己受容をせよと言われても、その方法を学校で習うこともありませんし、職場で教えられることもないでしょう。自己受容は、気付きと練習が必要になってきます。
自己受容をできるようになる有効な方法の一つが瞑想です。マインドフルネス瞑想ともいえます。瞑想というと宗教的儀式と思うかもしれませんが、瞑想は今ここの自分と、自己批判することなく共にいる、ことを意味します。
静かな場所で目を閉じて、呼吸を繰り返しながら、自分の心の奥に降りていくような気持ちで、今、この場所で呼吸している自分にフォーカスしてみましょう。
自分の中にどのような考えや感情があるか観察してみましょう。
自己批判の声から距離を置きます。
ただ、今、ここにいる自分はこういう存在なのだと、認めます。
感謝の練習(Gratitude Practice)
自分が失ったものよりも自分が持っているもの、いまそこにあるものに意識を向けます。
一日の終わりに自分が人生において感謝する対象を書き出すと、人生に満足感を感じます。この時、「自分は特別」「自分は他人より優れていないといけない」という「自分だけは特別」という迷信のような考えから解放されましょう。Ordinary is beautiful, 普通に平凡な自分、毎日こそ、美しく、貴重なのです。
普通の何気ない日常の中に、感謝する対象を見つけていきましょう。
- 朝のコーヒーがおいしかった。
- 職場で先輩に仕事が丁寧だとほめられた。
- 後輩が仕事を手伝ってくれて予定よりも早く退社できた。
- 夜空を見上げたら満月が美しかった。
このような意識を向けなければ埋もれてしまいそうな、何気ない感謝の対象をみつけ、それをノートやスケジュール帳に書いていきましょう。
書くことによって、より感謝の気持ちが増幅されます。
次回はベスト・ポッシブル・セルフの描き方を紹介しましょう。
※Kerry Burnight著『Joyspan: A Short Guide to Enjoying your Long Life』を参考にしています。






