オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

信念を変えて自分も変える⑮ ポジティブな言葉をシェアする

ショーン・エイカー氏はその著書『The Power of Beliefs』の中で人生に充実感や幸福感を感じるためには、7つの信念を持つことが有効だと説明しています。そして、その7つの信念を持つようになるために、自分の考えを変えていくために、エイカー氏は6つの行動を実行するよう推奨しています。
その5つ目が「読む文章を変える」です。
目にする文字を変える、ともいえます。

「愚かだ」「くだらない」「この世界に希望はない」「この世は不公平だ」
そのようなネガティブな言葉を目にしたり、それらの言葉を含む本や新聞などを読んでいたら、私達の脳はネガティブな情報だけをどんどん吸収してしまいます。ネガティブな情報に基づき判断する思考や行動は、当然ながらネガティブなものになりがちです。
ただでさえ脳は恐怖や脅威などのネガティブな情報を蓄積しやすいですから。

そこで、意識して脳にポジティブな言葉をたくさん吸収させるようにしましょう。
そしてそれを職場のチームで、あるいは家族で、あるいは学友と、シェアするようにしましょう。
ポジティブな言葉とは、聖書の言葉でもいいですし、シェイクスピア作品の言葉でもいいですし、映画や漫画からの引用でもいいでしょう。

一人ではなく、複数の人間で同じポジティブの言葉をシェアすると、「共に考えよう」と脳にシグナルを送ることになります。そして複数の人間が共に考えると、様々なシナリオを想定したり、それぞれのシナリオのメリット、デメリットを的確に判断したり、比較することが可能になります。

人間の脳にはミラーニューロン効果というものがありますので、集団でポジティブな言葉をシェアすることで、集団全体にポジティブな言葉を波及させ、強化させることになります。
ミラーニューロンは、他人の行動や感情を観察すると自分の脳も反応する神経細胞で、他者の行動を脳が「鏡のように映し出す」ことにより、私達自身が行動しているかのように脳の中で再現していると言われています。
笑顔の人を見れば自分も笑顔になり、怒った人を見れば自分も怒った顔になる。このような感情伝染は、ミラーニューロンによって起きていると言われています。

具体的には次の方法を実行してみましょう。

仲間同士で一冊の本を読む

職場や家族や学友仲間で、ポジティブな気持ちになれる一冊の本を読みます。同じ本を集団が読むことで、その本から受け取るメッセージを共有できます。

ブック倶楽部に参加する

あるいは第三者の集団が集まるブック倶楽部に参加して、一冊の本の感想を語り合うことも効果的です。(ただし、ポジティブな内容の本に限ります)よりポジティブな思考が強められます。集団でシェアすることで相乗効果が出ます。

ミッション・ステートメントを作って共有する

職場や家族や学友仲間で、ミッション・ステートメントを作成して共有しましょう。その集団のモットー、大事にしたい価値観を決めて、紙に書き出し、集団でシェアします。
「チームは助けあうからこそチームだ」
「一人の努力はチームの勝利に繋がる」
「目標に一歩でも近づく」
など、チームで共有するミッション・ステートメントを決めましょう。

家族でも一つのステートメントを作って共有することもお勧めです。
「信頼と尊敬が一番」
「嘘はつかない」
「困った時は助け合う」
などです。

ミッション・ステートメントをポジティブなマントラのように、常につぶやき、脳にしみこませることで、思考や信念を変えていくことが可能です。集団でシェアすることで、そのポジティブ・マントラ効果は増幅されていくのです。

※Shawn Achor著『The Power of Belief: How Strengthening Sven Core Beliefs Predicts Greater Success and Better Life』(Crown Currency)を参考にしています。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA