オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

信念を変えて自分も変える⑯ ポジティブ情報ネットワークを構築する

ショーン・エイカー氏はその著書『The Power of Beliefs』の中で人生に充実感や幸福感を感じるためには、7つの信念を持つことが有効だと説明しています。そして、その7つの信念を持つようになるために、自分の考えを変えていくために、エイカー氏は6つの行動を実行するよう推奨しています。
その6つ目が「信念を構築する情報ソースの数を変える」です。

情報が私達に与える影響度を計る指標としてSINがあります。

S: Strength(情報の強さ)
I: Immediately(情報の新しさ)
N: Number(情報の量)

を表しています。

ある情報が、自分の尊敬する人、あるいは身近な人から伝えられたものなら、見ず知らずの他人や地球の反対側にいる人から発信された情報よりも、自分に強いインパクトを与えます。それがSです。

また、昨日の情報は、10年前の情報よりも、強烈なインパクトを持つ傾向があります。情報の新しさが影響するのです。それがIです。

そして、情報が多ければ多いほど、私達は影響を受けます。たとえば「りんごを食べれば痩せる」という情報を一日に100回SNSで受け取れば、りんごを食べれば痩せるのかと信じがちになります。

SINの効果が顕著に表れるのがSNSです。
前回説明したように人間の脳にはミラーニューロン効果というものがありますので、周囲の人間の言動を真似する傾向があります。SNSの動画を見ることでも、ミラーニューロン効果は発揮されます。

インスタグラムやYouTubeで、「世界はもう終わりに近づいている」という情報を一日何十回と受け取っていれば、「世界は終わりに近づいているのかも」と不安になりがちです。そうなると自暴自棄になったり、無気力になったりします。

一方、SNSを通じて「世界をコントロールはできないけれど自分ができることを見つけていこう」という情報を一日何十回受け取っていると、「世界を変えることはできないかもしれないけれど、自分にもできることはあるのではないか」と考えるようになり、行動を起こしてみようかという気になります。

SNSを通じて自分が受け取っている情報に注意しましょう。意識して、受け取る情報を選別しましょう。
ネガティブな情報ばかり発信するようなSNSとは縁を切りましょう。

もちろん、世の中には実際ネガティブな出来事はありますし、私達自身にもネガティブなことは起こります。そうなれば、ネガティブな気持ちになります。
だからこそ、必要以上に、自分から、ネガティブな情報を吸収する必要はないのです。

フォローしているアカウント、登録しているYouTubeチャンネル、ポッドキャスト番組等、自分にネガティブな情報を与えているものがないか、見直してみましょう。まったく関係ない赤の他人が発するネガティブな情報に、私達の心身が振り回されるなんてとんでもないことですよね。

代わりに、心が穏やかになる、あるいは尊敬できる人のアカウントやチャンネルをフォローするようにして、自分にとってのポジティブ・ワールドを作りましょう。
あるいは憧れている人や、こういう暮らしをしたいなあと思う人の本を読むこともお勧めです。

自分の周囲をポジティブな情報をくれる人の集団、その情報で満たしましょう
世の中に不安になること、辛いことは実在するからこそ、ポジティブな情報を意識して自分に与えるようにしましょう。
自分のためのポジティブ情報ネットワークを構築しましょう。

※Shawn Achor著『The Power of Belief: How Strengthening Sven Core Beliefs Predicts Greater Success and Better Life』(Crown Currency)を参考にしています。

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