オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ネガティブ感情があることも認めて、処理する方法を学びましょう

ポジティブ感情を増やすことが大切と書いてきましたが、100%ポジティブでなくてもいいのです。ネガティブな感情があっても当たり前です。ただ、ポジティビティ:ネガティビティを3:1にすることを目指します。バーバラ・フレドリクソン氏の研究結果によれば、ネガティブなことがあっても、ポジティブなことをその3倍にすれば、ポジティビティが勝って、心が上向きになっていくティッピング・ポイントになります。

どんなにポジティブな感情が増えたとしても、ネガティブな気持ちがゼロになることはないでしょう。ネガティブな感情も重要な私たちの一部であり、ポジティブな感情の3分の1くらいはあってもいいという、緩やかな気持ちでいましょう。

でも、ネガティブ感情をどう扱うか、ということには注意を向けたほうがいいと思います。

怒り、嫉妬、失望、傷心、落胆・・・いろいろなネガティブな感情があると思いますが、「ああ、ネガティブだなあ」と思ったら、まず「今、自分はネガティブになっている」「自分の中にネガティブな感情が生まれている」と自覚することです。認めることです。

なんとなくモヤモヤ、イライラ、メソメソするなあと通り過ぎないで、「自分は今ネガティブになっている」としっかり認識することが、実はネガティブ感情をなくす第一歩なのです。

ネガティブ感情を認めた上で、その正体と向き合います。

正体がわからないと、いつまでもモヤモヤ、イライラ、メソメソしてしまいます。ネガティブ感情の正体をしっかり見極めましょう。

そのために一つの方法を紹介します。それは「燃やして昇華する」です。

どうするかというと・・・。

  • ネガティブな感情と向き合う時間を設けます。一人でゆっくり静かにできる場所にいきます。
  • 紙にネガティブな思いを書き出します。気の済むまで何枚でも書き出します。
  • その紙に火をつけて燃やします(火の扱いには注意してください)。ネガティブな気持ちは火で昇華されたと思うようにします。
  • 座って、温かい飲み物をゆっくり飲みます。
  • 一回で気が済まない場合は、繰り返します。

ネガティブな感情を文字にしていくと、その時点で正体不明な感情が、言葉という論理に変換していきます。感情から論理への変換していく過程で、気持ちが冷静に落ち着いてきます。

そしてネガティブな感情を文字に書き出すことで、物理的にも感情が自分の体の外に出たという感覚を味わうことができます。

その上で、その外に出た感情を燃やすことで、感情を整理したという、気持ち的にも視覚的にもすっきりした気分を味わえます。

火を見つめることは、人間の原始的な本能に訴えるので、気持ちが鎮まりやすいこともあります。

ある程度時間がかかる作業なので、いつでもどこでもできるということではないですが、週末や夜の時間など、一人の静かな時間が取れる時に試してみて下さい。

目からウロコのバーバラ先生の3:1の法則ポジティブ心理学...

 

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