会社を退職した後、仕事を離れると急に人との交流が減ってしまった。
話すのは家族だけ。
職場を離れると急に人間関係が狭くなり、人とのコミュニケーションが減ってしまうケースがあります。
しかし人生後半こそ、人との繋がりを感じることが大事。心が温かくなる人間関係はジョイを生み出す大きな要素であり、ジョイスパンを延ばすことに大きなインパクトがあります。
ただ歳を重ねていくと、特に職場を離れた後、友人を作ることが難しくなりがちです。そこで、以下のような方法で友情や人間関係にもう少し時間やエネルギーを使ってみましょう。
大切な友人とは定期的にコミュニケーションを取る
いてくれてありがたいと思える友人がいるのなら、その人とのコミュニケーションを切らさないようにしましょう。定期的に電話したり、一緒に食事をしたり、一定の頻度でコミュニケーションを持つよう、自分から動きましょう。
記念イベントに参加
友人と人生のよいメモリーになるようなイベントに参加しましょう。あるいは友人にとって大切なイベントに参加しましょう。旅やコンサート、山登りなど、人生のいい思い出となるイベントをシェアすることで、友人関係は深まります。また、友人の結婚式、定年退職祝い、誕生日祝いなど、記念となるイベントに参加しましょう。心に残る時間と場所を共有することで、コミュニケーションは深まり、長続きするようになります。
テクノロジーを活用
昨今のテクノロジーの発展により、私達は遠く離れていてもスマホやパソコンを通じてコミュニケーションを取れるようになりました。テレビ電話で話したり、オンラインを通じて顔を見ながら会話できるようになっています。距離が離れている友人とも気軽にコミュニケーションが取れるのです。これを活用しない手はありません。加えて、同じ趣味を持つオンラインのコミュニティーに参加することもできます。同じ本を読んで感想を語り合うブック倶楽部、料理レシピのシェア、同じオンライン授業に参加するなど、テクノロジーをコミュニケーションに活用することは、人生後半こそ重要になってきます。
アクティブ・リスニング
友人とコミュニケーションを取るといっても、愚痴や批判ばかり口にしていたら、そのうち友人は寄り付かなくなります。あるいは自分の話ばかりして、相手の話を聞かなければ、コミュニケーションとして成り立ちません。様々な経験を経た人生後半こそ、コミュニケーションにおいては相手の話を聞くことに時間とエネルギーの80%を使いましょう。相手の話を聞くことによって、相手との感情的な繋がりが深まりますし、共感も高まります。
人の話を聞いて質問をしたり、自分の意見を述べるときは、決めつけや相手の否定ではなく、「~はどうなの?」「なぜ~なの?」など、相手が答えることができる聞き方をしましょう。
「~はだめだよ」「~をすればいいでしょう」という、決めつけ方式の会話では、コミュニケーションは深まりません。
多様な人々と遭遇し、様々な考え方を持つ人々と接してきた人生後半を迎えた人こそ、アクティブ・リスニングの力は貯えられているはずです。その力を意識して使っていきましょう。
アクティブ・リスニングの方法については「PERMAの実践➂ R:幸福感が高まる人間関係を練習してみましょう」で説明していますので、参考にしてみて下さい。
ミクロ・コミュニケーションも大事にする
コミュニケーションといっても様々です。たとえ小さな、ちょっとした触れあいでも、十分心にジョイをかき立てます。例えば、よくいくスーパーやカフェの店員さん。注文や支払いの時に「ありがとう」「今日は春らしいお天気ですね」「おいしかったです」など、一言でいいので会話を試みてみましょう。近所でよく会う、犬を散歩させている人。公園で体操をしている人。「おはようございます」と挨拶してみましょう。
ほとんどの人がなんらかの挨拶や言葉を返してくれるはずです。
ちょっとした交流、ミクロ・コミュニケーションですが、心を温かくしてくれます。それもあなただけでなく、相手の心も。
友情を再生
学生時代や結婚前は仲がよかったけれど、すっかり疎遠になってしまった。連絡を長い間取り合っていない。そういう古い友人がいるのなら、人生後半になって少し時間ができた時こそ、もう一度友情を再生してみましょう。連絡先がわかるなら連絡してみましょう。突然電話をしたら驚かれるかもしれませんから、メールやカードを送ってみるのもいいでしょう。最近はフェイスブックなどのSNSで長い間行方を知らなかった古い友人を発見することもあります。久しぶりに合ったら話に花が咲いて、学生時代に戻ったように趣味について盛り上がったなんてこともあるかもしれません。
ただし、コミュニケーションにおいては、相手を否定する、批判する、傷つけるような発言や態度はやめましょう。
人間関係によって自分もこれまでの人生で傷ついたことがあるかもしれません。自分が傷ついた言葉や態度を、相手に向けないようにしましょう。歳を重ねてからの方が、人への配慮や気遣いができる場合が多いです。
人生経験の深みは、人とのコミュニケーションにおいて大いに生かされることになるでしょう。
※Kerry Burnight著『Joyspan: A Short Guide to Enjoying your Long Life』を参考にしています。






