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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

ネガティブな感情の対処法④ 睡眠、食事、運動。生活の3つの基本を見直しましょう。

ネガティブな感情に囚われた時、意外と見落としがちで、でも効果的な対処法は、生活の基本を見直すことです。

  1. 十分な睡眠時間を取っているか
  2. バランスのよい食事を取っているか
  3. 適度な運動をしているか

ネガティブな感情に襲われた時、この3つの基本が守られているかをチェックしてみましょう。怒りや悲しみや倦怠感や失望などのネガティブな感情を感じる時、そういう感情を感じる要因はあったわけですが、そのネガティブな感情を増幅させて自分を圧倒するほどのネガティブさを感じる時は、この生活の基本3要素が乱れている時が多いのです。

たっぷり睡眠を取って、手作りのヘルシーな食事を食べ、一日1時間運動しているという人が、ネガティブな感情に押しつぶされて何もする気にならない・・・というケースはあまりないのです。
心と体は繋がっています。ネガティブな感情に囚われた時には、ネガティブになった要因や状況は少し脇に置いて、ひとまず、生活の3つの基本をしっかり建て直すことも効果的です。

十分な睡眠時間を取るために

大して見たくもないテレビを見て夜更かししていませんか?もしそうなら、まず、テレビのスイッチを切りましょう。音がないと寂しいなら、ラジオをつけましょう。

3-4時間のような短い睡眠時間となっていませんか?朝〇時に起きないといけない予定ならば逆算して7時間前に寝るように行動しましょう。人によって適切な睡眠時間は異なりますが、医学的には7-8時間の睡眠を取ることが推奨されています。平日にどうしても無理ならば、休日にたっぷり8時間眠ってみて下さい。

寝る空間も大切です。テレビ、スマホ、アイパッドは持ち込まず、暗くした清潔な場所でゆっくり眠りましょう。

寝る1-2時間前にお風呂にゆっくり浸かるのも効果的です。お風呂に入った後、副交感神経が優位になって1-2時間すると眠気を感じます。そのタイミングで寝具に入るとスムーズに眠りやすいでしょう。

バランスのよい食事を取るために

イライラするからといって、ポテトチップスを一袋食べたり、コンビニのお弁当や、揚げ物ばかり食べていませんか?特に夕食を食べすぎると、良質の睡眠が取れません。栄養バランスの取れた食事を手作りして、ゆっくり味わいましょう。凝ったものである必要はありません。じっくり煮込んだスープとできたてパン。野菜たっぷりの味噌汁とおにぎり。簡素な料理であっても、手作りは味や温かみが違います。ジャンクフードや油ギラギラの食べ物から少し離れて、3日ほど手作りのバランスの取れた食事をしてみて下さい。体や心が変わってくると気づくと思います。

適度な運動をするために

落ち込んだり、悲しい時には、運動する気にもならないかもしれません。しかし、じっとしているとネガティブな感情ばかりにフォーカスしてしまいます。あえて、体を動かしましょう。スポーツジムに行かないと運動できないわけではありません。近所を歩く。会社帰りに歩く。自転車に乗って買い物に行く。走る。泳ぐ。シンプルな運動でよいのです。体を動かしましょう。

家の中でスクワットを30回するだけでもよいですし、腕立て伏せ(きつければ、膝をついたままでも大丈夫です)を30回するでもよいのです。体を動かして適度に疲れさせることで、睡眠も深まります。

 

ネガティブな感情は心の問題と思いがちですが、体と脳の問題でもあるのです。ネガティブな感情の原因はすぐに取り除けないかもしれませんし、ネガティブな感情を引き起こしている環境をすぐに変えることは難しいかもしれません。しかし、よく寝る、きちんと食べる、体を動かすの3つの行動は、自分ですぐにできるアクションです。
まず、生活の3つの基本を正してみましょう。体と脳がきちんとワークすると、感情の問題も解決する、あるいは薄らぐことも多いのです。

感情は脳が作り出しています。脳の働きをよくするためにも、睡眠、食事、運動の基本を整えてみましょう。ネガティブな感情を感じた時だけでなく、日常的に3つの基本を整えていけると、ネガティブな感情に囚われにくくなります。

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