オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
レジリエンス

レジリエンスを身につけるワーク⑨ カタストロファイジングのトリガーに気づきましょう。

カタストロファイジングな思考のトラップに陥る時には、多くの場合トリガー(きっかけ)があります。
自分がカタストロファイジングになりやすいトリガーは何なのか、自分で認識しておくと、予防行動が取りやすくなります。「ああ、自分は今カタストロファイジングという思考のトラップに陥っている」と気づきやすくなります。
カタストロファイジングを起こしやすい代表的な4つのトリガーを覚えておきましょう。

不透明な状況

どうなるのかわからない、先が見えない不安定な状況。これが一番カタストロファイジングのトリガーになりやすいです。

大切にしている物・者を待っている状況

配偶者や恋人など自分が大切に思う人の帰りや訪問を待っている状況や、自分にとって重要な試験の結果を待っている時。

事前に特定の状況を恐れている時

まだ起こっていない出来事について、起こる前から恐怖や不安を抱いている状況。飛行機に乗るのが怖い人は、飛行機に乗る前からものすごい不安に襲われます。(実は私がそうです・・・)

疲れ切っている時

身体的に疲労が蓄積したり、病気になって体が弱っている時。

自分が同じ悩みや問題をずっと考え続けて反芻したり、非現実的な最悪の事態を想像していたら、自分が今カタストロファイジングに陥っているとまず気づきましょう。紙に「カタストロファイジング」と文字にして書くのもお勧めです。「そうか、私は今カタストロファイジングという思考のトラップに陥っているぞ」と認識します。そして、何がトリガーになったのか、上記の4つのうちどのトリガーに当てはまるか判定してみます。

あるいは、上記4つのトリガーに直面した時、「あ、私はカタストロファイジングという思考のトラップに陥ってしまうかもしれない。気をつけよう」と、あらかじめ心の防衛線を張ることもできます。

カタストロファイジングはダウンワード・スパイラルやサークリングに表されるように、思考のトラップの深みにどんどんはまっていく傾向があります。ですから、まずは自分が思考のトラップに陥っているぞと、一度立ち止まる、思考の渦をストップさせることが重要です。

それから、カタストロファイジングを和らげる、あるいは消していくアクションを取っていきましょう。次回はそのアクションを紹介します。

レジリエンスを身につけるワーク⑥ 思考のトラップに注意!レジリエンス...
レジリエンスを身につけるワーク⑧ カタストロファイジングの3つのパターンに気づきましょう。レジリエンス...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA