心理学博士のJenny Taitz氏はその著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』(ストレス・リセット:あなたの体と心を数分で穏やかにする方法)の中で、ストレスにすぐ対処するストレス・リセットの方法を紹介していますが、加えて、少し時間をかけて繰り返し練習することでストレス耐性を強めるストレス・バッファーの構築する方法も紹介しています。
ストレス・バッファーの9つ目として紹介したいのは朝起きてすぐの行動を変えること、「朝起きてスマホを見ずに太陽を見る」ことです。
スマホのタイマーを目覚まし時計代わりにしている人もいるかもしれませんが、それは止めましょう。スマホをベッドのすぐ脇に置くことになり、夜寝る前、朝起きた時、スマホを見がちになります。目覚まし時計を買って、ベッド脇に置きましょう。スマホは寝室とは別の部屋に置きましょう。
朝目が覚めたら、スマホに手を伸ばすことをせずに、窓を開け、背伸びをして、太陽を見ましょう。(ただし、太陽を直視せよというわけではありません。太陽の強い光を直接見ることは危険なので止めて下さい。見る場合はサングラスをして下さい。) 窓の向こうの昇ってくる朝の太陽を眺めたり、日光を浴びましょう。ベランダがある場合は、ベランダに出て背伸びをして、太陽を見ましょう。
時間に余裕があるなら、そのまま早朝散歩をしてもよいでしょう。
朝、太陽の光を浴びることは様々なメリットがあります。太陽の光を浴びると、体内時計が正常に動きます。エネルギーの見た死、集中力が高まりますし、良質な睡眠に繋がります。
加えて、太陽の光を浴びることでビタミンDを得ることができますが、ビタミンDは私達のムードを改善する機能があります。
最悪なのは、朝起きてすぐにスマホを手に取り、SNSを見たり、メールをチェックしたり、ネットでニュースを見たり、今日やらなければならないことをチェックすることです。ましてや芸能人のスキャンダルをネットで見るなんて、最悪な朝時間の過ごし方です。
朝の太陽に照らされた、一日の始まりの貴重な時間を、スマホに侵されるなんてもったいないです。
朝起きたら、スマホはスルーして、太陽の光を浴びて大自然の雄大さを感じましょう。
小さなアクションですが、一日の始まりを前向きな気持ちで始めるためにとても有効です。
※Jenny Taitzの著作『Stress Resets: How to Soothe Your Body and Mind in Minutes』を参考にしています。