タイム・ブロッキング(Time blocking)とは、あるタスクを終わらせるために特定の時間帯をブロックする、かたまりの時間を取ることです。
時には一つのタスクだけに集中して、他のことに注意を逸らさず、そのタスクに没頭する必要があります。
途中でメールをチェックしたり、SNSを見たりせず、または電話の受け答えをすることなく、一つのタスクに100%集中してみましょう。
特定の時間を確保して、一つのタスクに完全に集中した方が、速く効率的に作業が進みます。
しかし、人間の集中力の継続には限界がありますから、いくらタイム・ブロッキングといっても、その時間は30分~2時間を限度としましょう。
そして、タイム・ブロッキングでタスクに集中する時間を持った後、5分~30分の休憩時間を自分に与えましょう。時間のメリハリをつけるのです。
このタイム・ブロッキングの方法としてよく知られているのがポモドーロ・テクニックです。
ポモドーロ・テクニックについては以前「仕事に前向きになる方法 ポモドーロ・テクニックを使って上手に集中しましょう」で紹介していますので参考にしてみてください。
仕事に前向きになる方法 ポモドーロ・テクニックを使って上手に集中しましょう。ポモドーロテクニック...
ポモドーロ・テクニックのポイントは以下の通りです。
- タイマーを使う。
- 25分タスクに集中して5分休憩する。これが1ポモドーロ。
- 25分タスク集中+5分休憩の1ポモドーロを4回繰り返す。
- 4回繰り返したらリワード(報酬)として30分休憩する。
- タスクを25分内に完了できるよう、仕事を小さいタスクに分解しておく。
- ポモドーロ中の25分間はそのタスクだけに集中するため、テレビ、SNS、メール、インターネット等の誘惑を遠ざける。
- 5分の休憩時間にはタスク以外の事を楽しんでよい。メールに返信する、コーヒーを飲む、背伸びをするなど。ただし、絶対に5分以内にするために5分の休憩時間もタイマーをセットする。
- 4ポモドーロ終わった後のリワードの30分休憩時間には、歩く、掃除をする、料理をする、ダンスをする等、体を動かして楽しめる行動を取るとよい。
タイム・ブロッキングにより、一つのタスクにフォーカスすることで、注意や関心があちこちにさまようことを防ぎます。私達の脳はただでさえ、いろいろなことに考えが飛んでいく「マインド・ワンダリング」(mind wandering)という現象に陥りやすいのです。
〇時から〇時までの時間帯は□のタスクに集中する。そう、タイム・ブロッキングすることで、タスクの達成を助けていきましょう。






