オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

信念を変えて自分も変える④ 自分の行動には意味がある

自分と人生を変える信念には、「根拠」と「方法論」があるものであり、行動を伴うものでなければならない。ショーン・エイカー氏は『The Power of Beliefs』の中でそう主張しています。エイカー氏が持つべき7つの信念として紹介している信念を一つずつ検証してきましょう。
まず、一つ目の信念。
My behavior matters. (私の行動は意味がある)

この「根拠」は比較的わかりやすく、豊富にあります。
肥満症の人がこれは遺伝に基づくから何をしたって無駄だと何も改善の行動を取らなければ病状は悪化するばかり。逆に、ウォーキングを始めよう、ごはんはお茶碗1杯にしようと、行動を起こせば、肥満の改善は数値に現れてきます。

学校での成績が上がらないのは先生が悪い。教え方が悪い。私が何したって無駄だ。そう思ってしまえば、勉強に力は入りませんし、ますます勉強しなくなりますから成績は更に悪くなるでしょう。しかし、先生の教え方がいい悪いは別にして、少なくとも自分が授業の前に予習、後に復習はする。そうすると先生の教え方の是非とは別に、学習能力はアップしていきますから、成績が改善する可能性が高くなります。

私の行動なんて意味がない。
私の行動は意味がある。
どちらの信念を持つかによって、私達のその後の人生の軌道は変わっていくのです。

「私の行動は意味がある」という信念を持つようにする「方法論」としては、自分の「説明スタイル」に注目しましょう。
「〇〇なのは、△のせいだ」と思う。その△が自分の行動ではなく、外部要因の場合要注意です。「私の行動なんて意味がない」というネガティブな信念に捕らわれている可能性があります。

上記の例でいえば、
「学校での成績が上がらないのは先生の教え方が悪いから」
と、外部要因のせいにしたとします。この場合は「自分の行動なんて意味がない」という信念に基づいた考え方です。
本当にその先生の教え方が悪いかもしれませんが、一生徒に先生を変えることはできないでしょう。
自分が行動を取れる説明スタイルに変えてみましょう。
「学校での成績が上がらないのは授業の予習・復習をしていないから」
そうならば
「授業の予習・復習をしてみる」
という行動を取ることが可能になります。これが「自分の行動は意味がある」という信念に基づきます。
授業の予習・復習を始めたとしても、成績が急にアップしないかもしれませんし、先生の教え方は下手なままかもしれませんが、少なくとも、成績がどんどん悪化していくことは防げるでしょう。予習・復習をすることにとって、先生に質問ができるようになり、質問に答えてもらうことで、理解度を向上させられるかもしれません。自分の取った行動によって、成績は改善していく可能性が高くなります。学業の成績の良しあしは、どの大学に入るか、どの企業に入るか、どのような職種につくのか、将来の軌道を変えていくことになるでしょう。
「自分の行動は意味がある」と思うか思わないかによって、ここから先の人生がどの方向に向かっていくかが変わってくるのです。

「私の行動は意味がある」と信じる人は、そうでない人に比べ、

  • より健康である。
  • 金銭的安定性が高い。
  • 楽観的である。(この場合の楽観的optimismとは、なんでもどうにかなるさという気楽さではなく、どんな問題でも解決できるという楽観性です)

という調査結果をエイカー氏は著書の中で挙げています。

物事の原因を外部要因に求めず、自分のコントロールできる、自分が変えていくことができる要因を探すように癖をつけましょう。

※Shawn Achor著『The Power of Belief: How Strengthening Sven Core Beliefs Predicts Greater Success and Better Life』(Crown Currency)を参考にしています。

 

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