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ポジティブ心理学実践ワーク
ポジティブ心理学

信念を変えて自分も変える⑧ 私は孤独ではない

自分と人生を変える信念には、「根拠」と「方法論」があるものであり、行動を伴うものでなければならない。ショーン・エイカー氏は『The Power of Beliefs』の中でそう主張しています。エイカー氏が持つべき7つの信念として紹介している信念を一つずつ検証してきましょう。
5つ目は「I am not alone. 私は孤独ではない」です。

私は孤独ではない。
私はひとりぼっちではない。
そう信じることは単なる思いではなく、私達が世の中をどう見るかというレンズを形作っていくことになります。

「私は孤独だ」「私はひとりぼっちだ」と信じる場合、世界は脅威に満ちており、自分がコントロールできることが極めて少ないと感じるようになります。いつも何かを心配して、創造力を失い、諦めやすくなります。

逆に「私は孤独ではない」と信じる場合、問題や障害に対し対抗できるようになり、解決策を見出しやすくなります。忍耐や努力も身に付きます。いろいろな可能性が見えるようになり、問題解決のために創造的になれるからです。

「私は孤独だ」と信じる場合、問題解決のためのリソースを周囲に探そうとしません。友人や同僚に相談したり、助言を求めようとしない傾向が強いのです。自分一人だけの知識や経験で問題を解決しようとすれば、限られた、そして従来の方法しか思いつきません。周りに相談すれば、まったく異なる意見や、新しい解決方法を見つけられるかもしれないのです。

「私は孤独ではない」という信念が私達を助けることは、様々な現実社会で確認できます。

同じ病気を患う人達と助け合うグループを作ると、互いに励まし合い、病気に立ち向かう勇気が湧いてきます。また、様々な治療法についての情報もシェアされます。

スポーツチームや軍隊では、チームメンバーで助け合い、励まし合うことで、各自の、そして集団としてのパフォーマンスが上がることが知られています。

2012年にGoogleがアリストテレス・プロジェクトというリサーチを行いました。効率的なチームの要因は何かを調査するためです。世界中の180チームを対象に調査を行い、チームの成功確率を決定する要因は何かを定量的に分析しました。結果、チームとしての団結力、仕事の意義がチーム内に共有されていること、この2つが最もチームの成功確率を高めるということが判明しました。
チームメンバーの個人の能力でもなく、教育レベルでもなかったのです。

また、Gallup社が世界中の1500万人の社員を対象に行った調査では、職場へのコミットメントは、職場に親しい友人がいることが最大の要因になるという結果が出ました。職場に親しい友人がいるチームは、そうでないチームよりも、21%高い利益率を出し、41%低い長期欠席率だったのです。職場での友情、繋がりは、仕事のパフォーマンスにおいても大きな意味を持つのです。

ですから、エイカー氏は推奨します。
テストでいい成績を取りたいなら、図書館の個室にこもって勉強するのではなく、クラスで友人を作り勉強仲間を見つけなさいと。
仕事で業績を上げたいなら、同僚を蹴落とすような競争心を抱くのではなく、職場に相談できる友人を作りなさいと。

人間一人の知識や能力には限界があります。周囲の人々と繋がり合うことで、私達の知識や能力は広がり、様々な選択肢や方法が見えてくるのです。それが、私達の可能性を拡大していきます。

※Shawn Achor著『The Power of Belief: How Strengthening Sven Core Beliefs Predicts Greater Success and Better Life』(Crown Currency)を参考にしています。

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