自分と人生を変える信念には、「根拠」と「方法論」があるものであり、行動を伴うものでなければならない。ショーン・エイカー氏は『The Power of Beliefs』の中でそう主張しています。エイカー氏が持つべき7つの信念として紹介している信念を一つずつ検証してきましょう。
7つ目は「There is something greater than me. この世には私よりも偉大な存在がある」です。
ただし、この7つ目の信念については人によっては省いても構わないとエイカー氏は述べています。我々日本人の場合、この信念に納得できない人も多いのではないかと思います。
「私より偉大な存在」というと、神様や仏を想像する人が多いと思いますが、日本人は特定の宗教を信仰する割合が低く、宗教行事に参加する割合も欧米諸国に比べれば低いです(クリスマスを祝ったりハロウィーンイベントに参加することは、日本の場合宗教行事とはいえないでしょう)。
2018年にNHK放送文化研究所が行った調査では、「宗教的なものを何も信じていない」と答えた割合は32%、「宗教的なものを何も信じていない」と回答した割合は32%でした。
エイカー氏が著書の中でいう「私より偉大な存在」とは、神や信仰とは限りません。「私より偉大な存在」とは、宇宙の原理、人間がまだ認識できないもの、お天道様のような天でもいいのです。
しかしながら、この「私より偉大な存在」について信じることは、日本人の慣習や生活にあまり根付いていないと思うので、この7つ目の信念については省略したいと思います。
エイカー氏は人生に幸福感や充実感をもたらす重要な7つの信念を挙げたわけですが、今までそのような信念を持っていなかったのに、その重要性を認識したからといって急に信じられるようになるわけでもありません。
そこで、エイカー氏は、具体的に今までの生き方、行動のどこをどう変えていけば、この重要な7つの信念が自分に根付くかという方法を6つ挙げています。
自分の信念を変えていくための行動とは次の6つです。
- 情報を消化する脳の構造を変える
- 脳が選択する記憶を変える
- 反復行動を変える
- 使う言葉を変える
- 読む文章を変える
- 信念を構築する情報ソースの数を変える
次回からは、これらの「変える」行動とはどういうものなのかを紹介していきましょう。
※Shawn Achor著『The Power of Belief: How Strengthening Sven Core Beliefs Predicts Greater Success and Better Life』(Crown Currency)を参考にしています。







