オフィス・ライトハウス
ポジティブ心理学実践ワーク
ネガティブ感情の対処法

落ち込みから立ち直る方法⑧ リアセス

生きていく上で、気分が落ち込み、自分自身に失望したり、自己嫌悪に陥ることは誰にでもあります。落ち込みと人生はセットといってもよいくらいです。

落ち込むこと自体は避けられないとしても、落ち込みから立ち直る方法を身に着けていけば、ダメージを小さくすることができますし、立ち直りも早くなります。回復力を鍛えていくのです。

このシリーズでは、Sue Varma氏の著書『 Practical Optimism: The Art, Science, and Practice of Exceptional Well-Being』を参考に、落ち込みから立ち直る方法を紹介していきましょう。

8つめの方法はreasess リアセスです。

リアセスを日本語にすると、再評価、再検証が一番近い意味でしょう。事態を改めて理解してみることです。

落ち込んでいる時は、正確な状況把握ができないことが多いのです。

自己否定や自己嫌悪など、自分ばかり責めてしまったり、小さな失敗なのに過大に捉えて絶望してしまったり。事態をオーバーに捉えている場合がよくあります。

そこで、何が起こったのか、なぜ自分が落ち込んでいるのか、状況を正確に把握してみましょう。それがリアセスです。

リアセスの方法は

  • When:いつ
  • Where:どこで
  • What:何が
  • How:どうなったか
  • Why:なぜか

の5つの質問に対する答えを考えることです。できれば文字に書き出した方が、より冷静に事態を理解できます。

たとえばAさんは昇進に必要な資格試験を受験しましたが不合格でした。自分には能力がないのだ、もう昇進の道は閉ざされてしまったと落ち込みます。なかなか立ち直れません。仕事にもやる気がでません。

そこで落ち込んだ状態をリアセスしてみましょう。

  • When:先週金曜日
  • Where:職場で
  • What:昇進に必要な資格試験を
  • How:不合格になった
  • Why:自分が無能で昇進のチャンスがなくなったから

5つのポイントで自分が落ち込んだ状態を書き出すことで、事態を客観的に見ることが可能になります。

書き出したことの中で、「NOT NOW」(今回はダメだった、永遠にダメなわけではない)と言えることはありますか?

ダメな結果、拒否された、不十分だった・・・そういう事態でも「NOT NOW」と言える事態があれば、絶望する必要はありません。

たまたま今はダメだっただけで、まだチャンスはある、いつかはオーケーになるかもしれないのです。

Aさんの場合、昇進に必要な資格試験に落ちましたが、これはまさに「NOT NOW」の事態です。今回は不合格でしたが、永遠に不合格と決まっているわけではありません。

「NOT NOW」のことが見つかったら、それを叶える、変えるために自分ができることを考えます

次回試験に合格するために、勉強時間を増やすとか、参考書を変えてみるとか、合格している先輩に合格のコツを聞いてみるなど、自分ができることを考えて実行してみます。

行動に移す段階になれば、Aさんは落ち込みから回復しているでしょう。

ダメだった過去に落ち込んでいるよりも、自分がこれからできることにフォーカスが移っているはずです。

リアセスは、状況を客観的に理解しながら、自分の視点を、落ち込んでいる気持ちから、「ではどうしたらよいのか?」という問題解決の方に向けてくれます。

ネガティブな感情で心が埋まっていると、なかなか問題解決なんて考えられませんから、リアセスで小休止を取り、自分の関心を「自分がこれからできること」に向けていきましょう。

 

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