実は、寿命の長さを遺伝子が決める割合は25%しかありません。
あとの75%は、私達の信念や態度、選択、行動によって決まるのです。
ジョイスパンを長くしようとすることは大事ですが、前提としてライフスパンがなるべく長い方が、ジョイスパンを楽しめる機会が増えますよね。
ライフスパン、つまり寿命を、極端に短くしないよう、長くするよう努力することも、満足感のある人生を送るためには重要です。
しかし、自分のライフスパンを決定する要因のうち、自分がコントロールできない事(遺伝子が決める25%)については、どうしようもありません。悩んでも仕方がないのです。
自分がコントロールできないライフスパンの決定要因とは以下です。
- 遺伝子:全体の25%と割合は少ないですが、私達の寿命の長短に影響します。
- 生物学的な老化:老化は生物としては避けられない生理現象です。細胞の機能は退化し、不活発化していきます。
- 事故や天災:自動車事故や飛行機事故に遭う、地震に遭う。これらは個人がコントロールできないことです。
- 環境:汚染物質に触れない、環境を破壊しないなど、自らが行動することができる部分はありますが、空気汚染や水質汚染など自分ではどうにもできない環境問題もあります。
一方、自分がコントロールできるライフスパン決定要因は何でしょうか。
Burnight博士は以下を挙げています。
社会的な繋がり
孤独、社会からの乖離はストレスホルモンを増加させ、寿命の長さに影響してきます。周りの人々との交流、特にグッドクオリティ、心地よい交流は、ライフスパンを長くすることに影響します。人々との心地よい交流があれば、ストレスホルモンは減りますし、心臓機能にもプラスです。加えて、うつ病の防止にもなります。
そのための具体的なアクション:
- 自分から人との交流を取るようにしてみる(イベントや食事などに誘われるのを待っているばかりではなくて)
- ボランティア、趣味のグループ、推し活など、グループ活動に参加する。
- 生涯を通じて学び続け脳を鍛える。テーマを決めて勉強する。外国語の勉強を続ける。仲間とグループで勉強することもお勧め。
人生への態度(物事の捉え方)
自分の日頃の態度は、ライフスパンに大きな影響を与えます。物事に対しネガティブにしか捉えない人は、ポジティブに捉える人に比べ、寿命が短くなるというイェール大学の調査結果もあります。人生をどう捉えるかは、ライフスパンを左右するのです。日本語に「生きがい」という言葉がありますが、まさに年を取っていっても「生きがい」を感じられるかどうかは、ライフスパンに大きく影響します。人生に目的や方向性があると、健康を保とうと努力しますし、不安症やうつ病の症状も出にくくなります。細胞の免疫機能も活性化します。心臓機能にもよい影響を与えます。
そのための具体的なアクション:
- 自分のプロジェクトを決めて、ゴールをセットする(6月末までに家の断捨離をする、レシピ本の料理を一年間で全部試してみる、など)
- 感謝の習慣を根付かせ、心をポジティブな考えに向けるようにする。
- 夢中になれる趣味を見つける。
- 趣味のグループに参加する。
- 仕事の中で、自分なりのプロジェクトを建て、ゴールをセットする(年内に昇進に必要な資格を取る、会議でな一度は発言する、企画書を提出するなど)
また、煙草を吸わないことと飲酒量を減らすことは、ライフスパン、ヘルススパンを延ばすために大変重要です。喫煙や大量のアルコール摂取はあらゆる病気の元になります。できれば禁煙、あるいは喫煙の回数を減らす、お酒は完全に止めなくてもよいですが、一日あるいは一週間の飲酒量を制限する。一人で禁煙、飲酒量の軽減が難しい時は、専門医に相談してみましょう。
全部一度に始める必要はありません。
一度に一つづつ。
毎日の中に新しい行動を起こしていきましょう。
※Kerry Burnight著『Joyspan: A Short Guide to Enjoying your Long Life』を参考にしています。






